とあるヲタクの禁書日記(エロゲ個別感想ページ、ネタバレ有)





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    感想評価

    ラヴレッシブ
    竹澄真桜ルートについて
    私、お姉さんだから。
    ヒロインの中で唯一女子力料理が出来るキャラということで、全力で料理押しでしたね。ふとした経験で夢が増えて、将来に悩むお話ではあるものの、主人公がずばっと解決してくれるので気持ちよく終わってます。というか最後のセリフ、格好良すぎだよなぁ。。。
    胸ネタでもっと押すのかと思っていたのですが、そこは案外薄かったように感じました。お姉さんぶりたいネタも慣れてきたせいか途中で消えてしまったようにも見えたなぁ。ラブラブではあるものの、もう少しクドくても良かったのでは。
    一番楽しかったのはデートのシーンかな。歩幅が合わない様子をSD絵?であんな風に表現されたらそりゃあにやけちゃうわぁ。



    音無玲緒ルートについて
    バカップルだー。
    ところかまわずラブラブイチャイチャ、まさにバカップルルートですね。ピュアで騙されやすいという性格なので、純粋には肉食系じゃないですが、周りに押されるように健気に頑張る姿が可愛いですねぇ。擬似ツイッターでオチ担当というか、あざとい担当になってるのは結構笑わせてもらいましたし、普通ならメインヒロイン的立ち位置のはずなのにネタ的に美味しいキャラになってて楽しかったです。あとエロい、首輪がエロすぎる、なんだこの展開(笑
    〆のパーティーのお話はあっさり綺麗な夕日の中あっさり終わったように思えますが、玲緒の立場を想像すると過去のことを知った時の心境は悶えるなんてレベルじゃないくらい好きすぎる気持ちで胸いっぱいだったんだろうなぁ。何が何だか分からなくなって主人公のところに駆けつけちゃうっていうの最高じゃないですか。



    鷹羽涼ルートについて
    天才肌のマイペース(一般常識に乏しい)な女の子が恋する女の子になる様が楽しいお話。。。って印象だったのに、プレイ後はエロい!しか残らなかったよー!最後のシーンがエロすぎた・・・思い返せば写メで悶える姿とか可愛かったはずなのに、最後のがほんとに・・・まさか玲緒よりもエロ印象に残るとは・・・
    他のキャラとは違ってルートに入ってからずっと気になってた入り浸りをちゃんと最後に解決しましたし、一応綺麗に終わったのかな。
    ちなみに一番好きなシーンは出会いのところかな。「私のこと知らないで・・・」ってところで恋に落ちる音が聞こえましたよね、こういうのって大好きなんですよ。しかもコロッケで止め刺すし、主人公の男子力半端ないっす・・・



    結月仔虎ルートについて
    幼馴染の壁を突破したその先にあるもの、と意味深に書きましたが結構あっさりと恋愛に流れ込みましたね。普段の日常シーンの延長線上で恋愛を描けているのはすごいと思います。このキャラを攻略すると他のキャラを攻略し辛くなるかなと思って最後にまわしましたが、特にそんなことはありませんでした。最後のおまけ程度のお話も、幼馴染という自分の立場が相手の将来を縛ってしまうのではという内容でしたが、主人公はしっかりと自分を持っているのでさっくり解決してこれまたスッキリ。
    薬を使ったエロシーンとかやっぱりエロい。というか主人公が結構鬼畜っぷりを発揮してまして、久しぶりにエロシーンになると性格が変わるタイプの主人公を見た気がします。といっても別に違和感ないですが。
    他のキャラと違って一番動物っぽさが分かりやすくてふにゃ~にほのぼのしてました。


    サブキャラルートについて
    なんで3姉妹ルートが無いんだ・・・一番下の娘がオチ担当で面白いのに。。。
    このキャラ攻略して良いの?ってタイプの変キャラを無理やり攻略した(された?)お話になってますね。特にみみ先生ルートは「ねーよwwww」って草生やしたくなるくらい無茶苦茶な流れ。この作品的にメインヒロインとの関係を描いて欲しかったのですが、恵那だけしかソレが無かったかなぁ。特にみみ先生ルートでのメインヒロインの反応って結構面白そうなんですけど。
    まぁあくまでもおまけ程度ってことで。



    その他全般的に
    共通ルートでは畳ネタが一番おもしろく、あとはアルティメットなセリフが毎回楽しかったなぁという印象です。おふざけするシーンが案外弱く、擬似ツイッターも含めもっともっと馬鹿馬鹿しい内容にして欲しかったなぁという印象。プロローグの部分と運命の1ヶ月の部分ってシナリオの長さほぼ同じじゃないのかな。ホワイトデーまでの1ヶ月が最重要な設定の作品なので少し拍子抜けしてしまいました。
    個別ルートはシナリオを〆としておまけ程度に用意したのはラブラブっぷりがメインの作品ということで納得ですし、その肝心のバカップルもたくさん描かれていたのでこちらも満足です。エロシーンは一つ一つのフィニッシュ?までは短めであるものの2回戦3回戦が当然で、休ませて欲しいヒロインを無視してガンガン快楽に溺れさせる流れがエロかったのでこちらもお世話になりました。
    サブヒロインの配置といい、全体のキャラ設定やシナリオ設定といい、安心して素直に楽しく読める作品ではあったものの、やはり一番のメインとなる1ヶ月間が多少薄かったのが残念でなりません。ボリュームか、あるいは一つ一つのネタをもっと濃密にやってくれれば・・・擬似ツイッターも面白いシーンがあまり無かったですし・・・すごく良く出来てるんですが、だからこそ物足りなさを感じてしまう惜しい作品だと思いました。
    ☆☆
    大図書館の羊飼い
    メインヒロインの部分はプレイ順になります。各ヒロイン攻略後にそれぞれ書いてます。


    美園千莉ルートについて
    歌が好きなのに歌にこめる思いが見つからない、ってところでしょうか。テーマはありふれたものですが、この話のメインはむしろ佳奈との友情の面ですよね。佳奈視点のあなざびゅーが2人の関係が変わる様を的確に表現していて面白かったです。とはいえこれがあるからこそ千莉よりも佳奈に感情移入してしまいそうという欠点もありますが。ちょくちょくいじわるする姿とか、打ち解けている状態での美園はニヤニヤしながらいたずらする姿が可愛くて大好きです。自分が抱えている問題に関して差し伸べてくれた手を頑なに払いのけ過ぎないってところも良いですよね。昔の友人、図書部、親友、そして恋人と、才能関係なしにそりゃ恵まれ過ぎだね。
    ちなみに佳奈ビューの中でも親友の下りが結構好きです。


    白崎つぐみルートについて
    最初白崎は無自覚な善意の押し付けキャラで苦手だったんですよね。それってパワハラの一種なので。ですがそんな杞憂は無かったです。何がって、この話のキモは「誰かのために行動すること」ではなくて、「自分のやりたいことが誰かのためのことだった」ということだったからです。小さな嘘からはじまった行動かもしれませんが、その一つ一つの行動は「自分がやりたいから」というところに土台があって、周囲の人も一見白崎に責任を押し付けているような言動をしているけどその実楽しんでやっていることがよく分かります。昨今(これ書いてるの2013年1月です)、現実でも物語でも、「誰かのためを想って行動しているのにそれが受け入れられなかったら不満をいう」という自分勝手な意見や展開が多くて辟易していたので、今回「自分がやりたいことなんだ」ということを丁寧に描いてくれて心から嬉しかったです。
    しかし最後のパンジーはやりすぎ(多すぎ)だと思う(笑

    桜庭玉藻ルートについて
    両親からの期待、と見せかけて走りを辞めることへの不安、という方がメインテーマなのかな。何かをやっていないと不安になる気持ちは、多少だけど分かるんだよなぁ。今の私は折り合い(逃避とも言う)をつけてなんとかやってるけど。ずっとずっと続けていると、それが途切れることを考えると不安になる、多分ここからこの話は考えついたんだろうなぁ。この手の話は分かっていても正す勇気は出てこないし、しかもその走ってる内容が正しい内容だとその正しさが自分を保っちゃうからなお質が悪い。白崎の最終手段は確かに良い手だったけど、それ自体はやっぱり無謀なことで最終的に玉藻の力が必要になるってところも、走ることが決して悪いことだけじゃないんだよって暗喩しているようで面白かったです。姫設定で家族との戦いを主軸に置かなかったってのが珍しいなぁ。まぁ他のルートも含め、"外"との戦いに関して極力描写を省いているのは、事件を極力起こさず"日常"の中で内面を描きたかったからなのかなぁ、とか


    鈴木佳奈ルートについて
    人間関係ですかぁ。結構順調に解決しているように見えるけど、実際は相当綱渡りの連続だったのでは。図書部に入るのが賭けだったと言うのも、あの恵まれた環境でさえ"鎧"で気飾ってしまう自分に気付いちゃったら立ち直れないですよ。その上で少しずつ仲良く慣れた親友との三角関係とか、人間関係に悩む人にとっては酷すぎる。。。ドロドロっとした雰囲気になってないのは見事ですが。
    唯一主人公の根っこの部分について感じ取ることが出来てるキャラクターで、一番羊飼いに注目されてるキャラクターということで、もう少し物語の根幹に関わる話をするのかなぁと思っていましたが、そちら方面では過度な期待していたためか拍子抜けだったかな。人間関係と自分に出来る事と恋愛と、色々な悩みがごっちゃになってて途中どれに悩んでいるのかわかりにくくなっている部分もありましたが、どんな状況でも主人公がしっかりと支えていたから安心して見ることができました。本好き同志ということでウィットの富んだやりとりが面白いので、そこがもっとたくさんあったら更に好きだったかな。


    小太刀凪ルートについて
    人は自ら進む、ねぇ。羊飼いの話と生徒会選挙の話と主人公の心の話がごっちゃになっちゃってて、部室を取られた当たりの主人公の考え方が少し理解しにくかったかなぁ。人を導くなんておこがましいっていう考え方は好きなんですが、生徒会選挙方面の話が大きかったのでちょっと印象が薄かったかな。羊飼いっていう設定を作るまでの話だったのだろうか、と。後、部室を取られた時主人公だけが感情的になれなかったのに自分は図書部と一緒にいるのが楽しいんだっていう主張になんとなく違和感があったかな。しかしまぁ四畳半の真実はちょっとびっくりしたなぁ、さすがにそれは予想外すぎでしたよ。そりゃまぁ過去に2人に何か合ったことくらいしか仄めかしてなかったので気付かせないように意図的に伏せられてはいたけど。
    生徒会長選挙の方は、副会長がだんだんと壊れてゆく様が「悪役と戦っている」っていう装いが見れて面白かったのですが、ここは折角あなざびゅーの仕組みがあるのだからそれを使って副会長側の葛藤をもっと沢山見せてくれたほうが臨場感が出て面白かったと思います。しかしまぁ、実際のところは羊飼いは白崎を導くために対立させたと思ったんだけどそうじゃなかったのかなぁ。人を惹きつける能力ということで将来有力な指導者になるのかと思ってたので。面白かったルートなんですが、手を広げすぎててどの方面も突き詰め切れなかったルートのように感じました。

    TRUEルートについて
    羊飼いになるということ、という話なのかな。このゲームの理屈で主人公側の意見が正しいとなると、羊飼いになるべき人って居ないような・・・というのはさておき、すんごい面白かった。ピークは小太刀ルートと同じで部室乗っ取りのところですが、主人公が「ここは俺に任せて」の精神で頑張ろうとするところなんて私好み。そしてヒロインが部屋に来た瞬間、鳥肌が立ちましたよ、なんすかこの最高に熱い展開は。悲しみの未来が主人公が先走った結果かもしれないって流れもすばらしい。どうせならそのBADENDルートを見たかったかなぁ。その無残な結末を見た上でこの展開を見ちゃったら倍以上鳥肌立ちそうだ。「誰かのための想う」って難しいですよね。
    ちなみに、途中までこのルート、ハーレムルートだと思ってました(笑)
    追記1
    主人公をひきとめるシーンは全キャラ何度も繰り返し見てしまう・・・それだけ想いがこもってて最高のシーンです。
    でもなんで玉藻だけこんな扱い(小太刀に見られる)なんだよ(笑)


    望月真帆ルートについて
    「やっと、筧くんが・・・振り向いて・・・くれた・・・」
    この言葉に不覚にも涙してしまいました。だってずっとずっと主人公のことを健気に想っているのが丸分かりなんだもん。生徒会長の考え方とか好きなシーンはあるけど、やっぱり先のセリフにこのルートの全ての良さが凝縮されていると思います。こんなにも温かい気持ちになれるなんて・・・


    芹沢水結ルートについて
    美園ルートからの派生ENDですが、美園ルートよりも友情の表現方法が違いましたね。美園ルートよりも「友達感」が強かった気がします。すれ違っている2人を仲良くさせる話なんですが、個人的にはメインの話よりも最後に放送で名指しで「大好きです」宣言したところとか私の大好きな展開ですよ。主人公絶対ニヤニヤしながら逃げるんだろうなぁ、楽しいなぁもう。


    嬉野紗弓実ルートについて
    どうもピンとしないお話だったかな。主人公との関係性が見えないというか、どのあたりでオちたのかが分からなかったです。シナリオも楽しくゲームやろうって感じだったし、まったりの雰囲気を楽しみましょうってことなのかな。ルートに入る時は結構意味深な印象だったのですが。


    シナリオ全般について
    大嫌いな展開と大好きな展開が混じってて非常に悩みます。パパラッチが周囲に迷惑かけてるのは自分達が原因じゃないっていうコスプレでアピールしてたくせにその展開を想定せずによくもまぁそんなことが言えるな的な主張を正しい当たり前の主張であるかの如きスルーした上で図書委員長に媚びを売るという根本的な解決にならない方面で努力させた展開に反吐が出た一方、ミナフェスの名義は安全性や責任の面から生徒会に肩代わりしてもらう方が良いという正論に大して自分達が自由にやりたいんだという主張で突っぱねた展開はあくまでも正しい判断では無いけど学生らしく突っ走ろうぜという物事の正しさを見据えた上で青臭く進めようとする表現は大好きです。
    句読点ほとんどなくこんだけ書いたんだからこの2つにどれだけ想うところがあったか分かっていただけたか(笑
    間違っていると思えることをキャラクターが演じるのは別に問題ないしむしろそれが面白くもあるのですが、間違っていることを正しいことであるかのごとく表現されるのは絶対にあってはならないことだと思うんですよ。間違ってる、正しいの基準の議論はもちろんありますが。
    序盤で気になったのは上の点ですね。後は全体的に面白かったのが、羊飼いに最後まで関わったのが主人公だけだったっていうところ。周囲の面々は裏事情を一切知らずに今を精一杯頑張って楽しんで駆け抜けた結果、物事をより良い方向へ進めてゆくっていう流れは結構新鮮で面白かった。主人公も最後の方でチラっと奇跡と評してたけど、確かに何も知らずに在り方だけで相手を変えるってのはすごいと思う。
    好きなキャラクターだらけなのですが、望月さんとかかなり上位の好きなキャラ。何気に一番不憫なキャラなんですが、報われたシーンだけじゃなくて「裏切ります」のシーンとか大好きです。メイン4人の中じゃやっぱりまな板かな(おい 掛け合いが楽しいのですよ。

    最後に
    改めて思い返すと普通の学園モノでしたね。とはいえ、「ヒロインを選ばない立ち位置」に言及しているのはこの手のゲームに対するアンチテーゼなのだろうかとも思ったり思わなかったり。結局のところこの作品が好きなのは、普段の自分の考えが反映されすぎているところなんだろうなぁ。
    まだまだ色々と思うところはありますが、最後に一つ震えが走ったセリフについて。「誰の記憶からも消えたい人って、きっと少なくないですよ。」すいません、私は羊飼いを夢見る人の一人です。。。だからこの作品は痛かった、ホント。。。
    ☆☆☆
    Strawberry Nauts
    日和 橙子ルートについて
    唯一モブがあまり好きになれないルートです。恋愛とパーソナリティの選択に揺れ悩むなんて、学園モノっぽくて良いじゃないですか。放送内容の考え方とか興味深かったという意味で面白かったなぁ。恋愛自体は他のルートを先にやってしまうと多少物足りないところがあったかな。最後の最後で主人公が風邪ひいた体を押して橙子の元へ駆け抜けるシーンですが、そこで妨害するのはさすがにどうかと思いました。いや、橙子を悲しませた罰を与えてやる!という気持ちは分からないでもないですが、それが結局橙子の幸せを妨害してるじゃないか、と。こんなラジオが学生時代にあったらかかさず聞いてただろうな

    八束 愛姫ルートについて
    久しぶりに出会った幼馴染ルート。軍神として色々と悩んだ結果学園を去ろうとまでしちゃいましたが、主人公が全力でぶつかって説き伏せる様は中々のもの。と言いつつも結ばれた後のバカップルぶりがひどすぎる(褒め言葉)。最初にこのルートやっちゃったので他のルートが物足りなくなるくらいいたるところでラブラブしっぱなし。校内では清く正しくって言葉がここまでギャグに聞こえるのも珍しいです。最後の展開なんてパートナーとして校内問題を一緒に解決する流れかと思ったらあくまでもバカップル押しでやっかみフルボッコになるとか、これはひどい(しつこいですが褒め言葉)。

    寿々苗 穂海ルートについて
    他のキャラクターとは一風変わって普通ではない学園モノになっていました。過去から来たタンポポの正体はすぐに分かりますし、意図的に状況を推理しやすくなってたので謎解き要素よりも"幼いころの想い出"を重視させたかったのでしょう。タンポポがいる分ラブラブよりもそっちをどう消化するかが気になったお話でした。最後の最後、ほんの少しだけ未来が変わっちゃったように見えましたが、どう変わったのかがピンと来なかったかな。これまでのラブラブはすべて残っているのかしら。幼いころに出会った初恋のお兄さんのことを一途に想い続け、大きくなって出会って結ばれるなんて、ロマンがあって素敵じゃないですか。

    楠 耶央ルートについて
    人付き合いが苦手という設定を生かしたお話かと思いきや、将来のお話でしたね。唯一主人公の考え方が嫌いなタイプです。相手のことを想って行動しているようで真に相手のことを想っていないっていうのは一番やっかいなパターンなんですよ。耶央の画家としての未来と、夫婦としての将来の両方とも叶えてやる!くらいの志が欲しかったかな。主人公のことはさておき、耶央が人間として成長する姿が描かれているという意味ではすばらしいお話だったと思います。

    青兎 みかもルートについて
    ドジっ娘だけど皆の役に立ちたい、その想いが最後に奇跡を・・・ってダメでしょ飛び込んじゃ!いや百歩譲って想いが募って飛び込んじゃった(間違った行動をしちゃった)って展開ならまだしも主人公は冷静に状況見れてるんだから飛び込ませちゃ(+自分も飛び込んじゃ)ダメでしょ・・・泳ぎが得意でないって設定もあいまってさすがに無茶苦茶すぎる展開だったんじゃないかなぁ。努力する姿はすごい好きなんですけどね。風紀委員なのに我慢できなくて校内でいたしてしまう姿とかすごい好きなんですけどね(おい。ちなみに名前の響きがかなり好きです

    サブキャラ ルートについて
    生徒会メンバは特に無し。先生ルートは「もうロリコンでいいや」の一言とEDのクラス内でのぶっとんだやりとりが妙に楽しかったです。ちゅんちゅんは、幼いころの憧れの男の子が気になる男の子だったという事実が明らかになる瞬間がもう楽しくて楽しくて何度見直したことか。最終的に徹底的に尽くす女の子に変貌したのは驚きですが、主人公の料理パワーが見れないのが少し残念でした。ちなみにちゅんちゅんの時のPITが酷すぎて笑いまくってしまった。

    最後に
    PITってほんとすごい発想ですよ。1文読むたびにPITを確認する作業を行っていたような気がします。ラブラブよりもシナリオよりも一番インパクトに残っているのがシステムっていうのははじめてかなぁ。「くるっくー」
    ☆☆☆
    らぶらぼ -調教なんて興味のなかった俺と彼女の放課後SMラボラトリー-
    何気に書くことが特に無いんですよね。
    シナリオに関しては思う所があるにはありますが、ここで書くほど言及したいことは無いですし、敢えて言うなら間違いなく先輩ルートがアペンドでくるな・・・と。後、表感想でも書きましたが、出水が幼い頃からクスリで媚薬漬けにされていた、という重大な設定をもとから公開してたのは、きっと「あ、じゃあこの子すごいエロいんだな」って思わせるためなんだろうなぁ。ただ、重い設定にしてしまったためにシナリオも少し頑張っちゃう必要があったんだろうという、多少本末転倒気味な感じでしたね。小日向のシナリオなんか、恋心を描いただけの純粋なほのぼのとしたお話でしたし。

    後、エロに関してはほんとに私得です。小日向のアクメ地獄なんかもうね・・・
    それ以外にも比良坂のファミレス露出とか、出水の媚薬プレイとか、お世話になりました(おい

    ☆☆☆
    どうして抱いてくれないのっ!? -女の子だってヤりたいの!-
    高天原 美鈴ルートについて
    いわゆるメインヒロイン。魅了魔法を主人公にかけた張本人で、悪魔に取り憑かれてる魔法少女。魔法が絡む唯一のキャラなので何か特殊な設定とかあるかなぁと思ってたのですが、別に何も無かったのが拍子抜け。とはいえ、自分自身に魅了の魔法がかかっていて、その効果を避けるために必死に孤独であろうとする姿は痛々しくて切なかった。主人公の必死のアプローチに耐えて耐えて耐えて受け入れた後の、デレデレ威力はハンパ無かった。かわええ・・・
    美鈴ルートは主人公が攻略される側の立場とも言え、エッチすると主人公側の記憶が無くなってしまうという縛りでしたが、その点に関しては演出が少しあっさりしてましたね。ただ、他のキャラクターを先に攻略すると、美鈴がどれほど悩みぬいたかが良く分かるので、プレイ順によって印象がガラッと変わるかもしれません。
    結局一番話の根幹に関わるキャラでありながら、ラブラブ部分が一番楽しかったキャラだと感じました。


    藤沢 蛍ルートについて
    主人公のことをずっと好きだった幼馴染ルート。ここまで良質な幼馴染を久しぶりに見た気がする。主人公のことをずっと想ってて、それでいてちゃんと主人公のことを応援できる良い娘です。もとから好きなので魔法の効果は無いという特殊なパターンのキャラクターで、見ていて多分そうなんだろうなぁということが分かるのに、主人公は気付かず悩んでしまうという不思議な感じがしました。特技はあるものの、何気に全キャラの中で一番特徴が薄い娘なんですよね、可愛いけど。


    輿の宮 卯月ルートについて
    エッチな妄想お姉さん。他のキャラのルートでも、アドバイスをしてくれる便りになる先輩です。行き過ぎなエロ妄想はひくレベルですが、それが逆にネタキャラとして地位を確立出来ている不憫なキャラ(笑)
    純粋に魔法の力で主人公に惹かれ、魔法とエッチに悩むお話です。これが一番ストレートな素直なお話かな。「恋する女の子の強さ」と「エロい気持ちの強さ」があふれたお話だと思います。必死に我慢する主人公の心を打ち砕くのではなく、無理矢理やりとげる積極性は買いたい(何が
    最後の最後、記憶が戻る理由として、「最初におあずけを食らった場所で結ばれて嬉しかったから」というのはどうかと思ったし、主人公の書いた感想文を使ってアレするのもさすがにやりすぎだと思いました。いや、流れは良かったんですけどね。


    三島 璃乃ルートについて
    ツンデレ担当、恋する気持ちをツンツンで表現するカワユイタイプ。
    でも仲が良くなると「人前ではツンツンしているけど二人っきりになるとデレデレする」タイプに変わります。ただ、人前での態度には理由がちゃんとありますので気にはならなかったです。むしろ、二人っきりのデレデレシーンが甘々過ぎてお腹いっぱい。美鈴の威力も高かったけど、璃乃のデレデレっぷりの破壊力はすさまじかったです。魔法による後ろめたさが気にならなくなるくらいに(苦笑
    このお話はストレートな魔法恋愛であると同時に、三島家の問題にも切り込んでます。物語全体を通して「魔法」と「三島家」という二つの問題があって、その両方に絡むキャラクターその1ですね。しかも三島家の方は一番の中心人物。
    面白かったなぁと思ったのは、エッチをして璃乃が記憶を無くして、それでもなお璃乃の幸せのために主人公が三島家に乗り込んで問題を解決するという流れ。瑠花の「魔法なんていらないじゃないですか」の一言がホントそう思うくらい主人公が格好良かった。主人公が戦ってる姿を遠くから眺める瑠花の姿という構図も良かったし、最後の最後で璃乃が記憶を取り戻す流れも良かったし、おそらく全キャラの中で一番オススメのお話。面白かったです。


    三島 瑠花ルートについて
    天然だけど実は出来る娘キャラ。天然だからか突然とんでもない性的表現をしてきますし、魔法にかかると一番積極的になります(苦笑
    三島家の問題に絡むキャラクターその2、です。何気に頭が良いので魔法について独力で事実にたどり着き、主人公の悩みに気付くところは強い女って感じました。三島家の問題よりも恋愛面での話の方が面白く、先に書いたとおり独力で事実にたどり着いた上で、「私のこの想いは魔法によるものではなのだから、魔法を解除してもらいましょう」と、おそらく一番現実的な解決案を提示したキャラになります。そして最後の最後、「魔法を使ってまで好きになってほしいって想ってもらえるなんて、嬉しすぎる」というセリフに唖然としました。だってそんな考えは私の中には一切なかったから。魔法を使って女性を落とすなんて悪いものでしか無いという固定観念に縛られてましたが、そういう考え方もあるのか・・・とびっくり。


    柊 蓮 ルートについて
    生えてます。
    かなり最初のほうで、魔法が効いてなさそうなのに主人公を慕ってきたので、おそらく男の娘なんだろうと思ってたら本当にそうでした。確かに魔法は異性に効かないんだろうけど、これはないわーって思います。いや、私にこの手の耐性が無いからなんですけどね。男同士の恋愛ってどうなんだろうと真剣に悩む主人公と、それを受け入れて男同士でニャンニャンする姿に興奮する人は多分いるんだろうなぁ(苦笑
    でもこのルート、「男同士の恋愛ってどう思います?」って某先輩に聞いた時の反応が面白くてしばらくずっとその画面見てニヤニが止まらなかったです。いやぁ、最高のシーンだった。

    最後に
    「エッチすると記憶が失われる魅了の魔法」という特殊な設定で、「男女逆転」「元々好き」「時間をおいて忘れる」「すぐ忘れる」「解除してもらう」「異性じゃない」と、結構多彩なシチュエーションが用意されていたので、飽きることはありませんでした。主人公がどのキャラでも同じ悩みを抱えてしまうけど、それをどう解決するかの流れも違ってましたしね。全てが解決した後、すっきりした状態でのラブラブっぷりが見たかった。そう思えるくらい、付き合ってる段階でのバカップルっぷりは甘かった。惜しい。
    穢翼のユースティア
    物語全体について
    まず、最終的にティアルートを迎えないとこの世界が滅んでしまうという設定なのが切ないです。どのヒロインのルートも(生死という意味では)バッドエンドということで、かといってティアルートだって幸せとは言いがたい。つまりこれは、生きるためとはいえ暗い仕事を続けていたら、決してハッピーエンドになんかなれないんだよ、という戒めなんですよね(違
    一本道のお話で、各ヒロインごとに章立てているとはいえ、最初から最後まで話が綺麗に繋がってて、面白かったなぁ。特に、主人公が「なぜあのとき兄を助けたのだろうか」と自問するシーンがすごい好き。家族だから、とか実は好きだったんだのような結論をすぐに出さずに、時間をかけて答えを探す様が、すごい温かかった。
    結局のところ、誰もかれも憎めない設定ってのは辛いよね、昨今のテイルズみたいだ。

    フィオネルートについて
    このルートのすごいところは、あらゆる意味での力関係が主人公の方が上回っている、ことを明示しているところ。己の信念に従順で、汚れ仕事と罵られようとも突き進むその姿は強く見えるのだけれども、結局のところ精神的にも武術的にも主人公のほうが遥かに上回っていることを見せた上で、徐々に現実と向きあわせる流れが完璧でうなってしまった。ここまで強くあろうとした己の行動が実は最悪の手助けをしていたのだと知った時の主人公の選択は、当初共通ルートのように憎しみを植えつけて叱咤する方が好きだったのですが、段々と「もう頑張らなくて良いんだよ」という一種のBADっぽいルートの方も、これはこれでアリな気がするなぁと思えてきました。そのくらいこの世界は重くて辛いのですよ。

    エリスルートについて
    完全にヤンデレじゃないかー!
    しかし、設定が非常に面白いです。エリスがどれほど主人公のことを想ったとしても、受け入れられないこの状況は、主人公に非があるんだろうなぁ。狂ってしまったヒロインを、まっとうな人間に戻すお話ではなくて、狂ってしまった方が自然な姿なのだからそのままの姿で愛して欲しい、という流れに狂気を感じるものの、でもそれこそ変わった一つの愛の姿なのかもなぁと思ってしまった。
    金融街のお話自体も結構ドス黒い展開になってきて辛いのに、主人公自信もヤンデレルートに突入して混乱してしまうというカオスな状況に、途中からどうなるのかドキドキしっぱなしでした。しかし、もう少しスマートに勝つことは出来なかったのか・・・

    コレットルートについて
    またしてもめんどくさい娘。聖女という使命の真の意味を知っている上で、聖女という役割を果たそうと奮闘するものの、大切なパートナーを図らずも傷つけてしまう負のスパイラル。実は負けず嫌いでチェスで勝つために必死で努力していたんだろうなぁと思うとすごいほっこりします。個別ルートが終わっても主人公をまだまだ困らせ、聖女として反乱軍の象徴として決起する姿は不器用すぎてすごいもどかしい。絶対正しいとは思っていないのに突き進むしか無くて頑張っちゃう彼女は宗教にダマされるタイプですね(マテ
    しかし、ティアルートで全てが終わり、真実が明らかになった後、一番衝撃を受けるのはコレットだろうなぁと思ったらすごい切なくなる。自ら命を断つか、そうでなくとも無駄に血を流させた張本人として断罪されそうになりそれを受け入れそうだよ。でも世界に同化したティアがそれを許さなくて、というドロドロ展開に(苦笑

    リシアルートについて
    幼い王女、というのは予想外でした。冒頭で一瞬出てきた時はやり手の王女なのかと思いましたが、実際は世の中のことを全く知らないタイプの王族だとは。そんなリシアが主人公に汚されて、もとい、現実を突きつけられてあうあう狼狽える姿は「がんばれー」と応援したくなってしまう。一歩進もうとしても前に戻され、自分の現状を知る度に何も出来ずに悩み苦しむ様が生々しくてホント大好きです。カイムの事を男として好きになるのも、成長という意味で重要だったのかもしれないなぁとか思ったり。本当に成長したということを見せるためにどうするのかと思いましたが、まさか剣を掴むとは。騎士団長との関係もかなり好きです。

    ティアルートについて
    健気だよ。。。生まれのせいか、健気すぎて主人公に自分の想いを伝えられない様がもどかしすぎる。主人公もこのルートではヘタレルートになってしまい、とはいえどうしようもない状況でどうしようもなく翻弄される二人の姿が見てて辛すぎでした。最後の最後、主人公が全てを捨ててでもティアを選んだ結果、ティアも主人公のことを想い世界を救う決意をする。悲しさと幸せさが混在する結末なんですが、この先どうなるのかという想像の余地が含まれているお話でしたね。ただ、全てを救うにはこれしかないという終わり方でもあったと思います。新しい世界で各キャラクターがどんな生活をするのか、少なくとも主人公が誰かと結ばれそうになったら、ティアは可愛い嫉妬しそうですね。

    カイムについて
    このお話は、各ヒロインが強烈な個性を醸し出していますが、やっぱりカイムのお話だったのでは、と思います。様々な人に触れることで自分自身を見つめ直し、最後には悩み苦しみ答えを探しだす。とはいえ、最後の方よりも「お兄さん」として各ヒロインを叱咤するカイムの姿のほうが見ていてスカっとして気持ち良かったですね。カイムが主人公として周りを動かして行く様がこの作品で一番楽しい部分だったと思います。このゲームで一番好きなキャラクターはカイムです。

    最後に
    ティアルート以外は崩壊エンドという悲しい世界観、ティアルートでもティアは世界と同化して消えてしまう。ハッピーエンドには成り得ない世界の中、悩みもがき前へ進もうと努力するキャラクターをカイムの視点で微笑ましく見守れるかどうかが、この作品を楽しめるかどうかだと思います。カイムにとっての憩いの場であったあの店が無くなった時、カイムとシンクロしてた私はすさまじい喪失感に苛まれ、少し痙攣してしまったほど。この世界観はシンクロすると全力で楽しめるけど、危険です。でもそのくらいの価値のある、完成された世界観であって楽しめたなぁと思います。
    ☆☆
    すきま桜とうその都会
    主人公と妹について
    物語当初から妹が(風呂でも)ずっと携帯電話を持っているのは気付いていたのですが、まさか言葉を話せないとは思っても見ませんでした。ただでさえ温かくて良いなぁと思ってプレイしてた作品なのに、OPで一気にのめり込んでしまいました。
    妹は主人公独占キャラかと思いきや、むしろ努力して主人公の幸せを願う健気なキャラというところにしてやられました。その上妹ルートでは全員の力で妹に声を取り戻すとか、展開にも恵まれてたなぁ。「奇跡に頼る前にやれることがあるはず」という趣旨の展開も私好み。最後の母親との和解のシーンは、少し表現が足りなかったかな、唐突な印象がありました。

    橘花珠ルートについて
    ふわりとの関係、消えてゆく花珠、花珠は本当に主人公の幼馴染なのか。この謎がおねえちゃんルートの核でしたね。過去の新聞で花珠が死んだっていうニュースを知った瞬間、これじゃハッピーエンドになるには花珠がふわりだったっていう展開しかないじゃん、って思った瞬間に全てのピースが当てはまってしまいました。その瞬間、「なんでお姉ちゃんにこだわるんだろう」っていう疑問が解消されてぶわっと鳥肌が立ちました。姉妹のそれぞれの思いとか綺麗で大好きだし、終わり方もかなり好きなのですが、この言葉が一番好きです。「消えることが悪いこととは限らない。」
    思い込みはよろしくないってことなのですが、ここまで分かりやすく突きつけられるとは思わなくて、はっとしました。

    天羽ちよこルートについて
    心に抱えた傷や境遇という点では一番ぬるいと思われそうですが、何気に一番好きな話でもあります。確かに悩み自体は思春期の時期の子供達特有のものなのですが、私が常日頃感じている悩みと少しシンクロしたためか、共感出来る部分があって面白かった。それと同時に、強烈な問題を抱えている人だけでなく、人並みの悩みだけを持っている存在すらも受け入れることのできる都会という設定がこれまた優しくて心地良かった。
    主人公とのまぐわいが一番エロエロだったのもポイント高(おい

    鈴ルートについて
    過去なのか異世界なのか分かりませんが、ここではないどこかの物語が、現在の都会につながってるっていうお話。主人公と妹ルートでのトリックをここで再び持ってくるという周到さはえげつないですよ、ええ。過去の2人のやりとりは結構好きですが、それ以上に現代の2人の絡みがもっと欲しかったです。他のルートがわかりやすかった分、このルートだけ妙に説明不足な感じが強くて違和感がありました。最後はハッピーエンドなのだと信じてます。

    最後に
    こんな都会が本当にあれば良いのに。。。私は入居資格ないのかしら。あっちの世界でもアキハバラに行きそうですがね。現実のウエノでケイドロやってるふわりちゃんいませんかー
    ☆☆