賞名 | |||
タイトル | |||
ブランド | 作者 | ジャンル | 発売日 |
動画 | コメント |
一番気に入ったで賞 | 恋妹SWEET☆DAYS | ||
Parasol | 藤村沙紀 | OPムービー | 2012-05-25 |
2012年ベストです。最初から最後まですべてのシーンがつながっている心地良さ。それもワンパターンじゃなくて多数の方法でシーンをつないでいる上でものすごく見やすい。タイトルロゴの出し方のように次から次へと演出を重ねる勢いもありますし、何度繰り返し見ても楽しいです。2012年は、見やすさと楽しさを重視して視聴していたこともあり、本ムービーがベストムービーとなりました。 一番をどの作品にしようか考えたところ、5作品で迷いました。そのうち2つは賞を付与していないのでここで紹介します。 らぶらぼ 一目惚れしたムービーでして、曲の軽快さとムービーの切り替えのテンポの良さが楽しい作品です。特に曲の「丁度いい」「今日はきっと」の調教(丁今日)にかけているところなんか遊び心があって大好きです。が、改めて考えると、その好きな部分は曲だけでも成り立ちますし、恋妹を楽しんだ後で見ちゃうと、流れが唐突に感じる部分が出てきた、ということで泣く泣く選外となりました。 Justy×Nasty 魔王はじめました お得意のSDキャラをふんだんに使った手法で可愛くて楽しい上、話の内容も分かりやすくて流れになっている部分も多い。ということでかなりスキだったのですが、似たような演出を繰り返し使っているかな?と思える部分があったためこちらも泣く泣く選外となりました。 ムービーを見始める前は、流れが自然で見やすい上で一工夫ある作品がベストになるかなぁと思っていたのですが、まさか流れを徹底的に突き詰めた作品がベストになるとは自分でも思っていませんでした。 | |||
理想のデモで賞 | ゆめいろアルエット! | ||
mana | - | デモムービー | 2013-04-26 |
ベストにするかどうか迷った作品の一つ。 KOTOKO さんを使って設定も演出も基本に忠実な作品かなぁと思っていたら中盤でそれが一気に覆されてワクワクしてしまった作品。「どういう設定なんだろう」とか「あ、普通の作品じゃないのね」と思わせた時点でデモとして成功ですよ。この作品について興味を持たせる(=考えさせる)ってのがデモの最大の役割ですもの。これはずるい。 2012年のデモの中で他に良かったものもあります。 黄昏の先にのぼる明日 -あっぷりけFanDisc- 一つ一つの作品を順番に紹介してくれるので分かりやすい上、共通演出としてアルバムを使っているところなんか憎い演出じゃないですか。その上で、今までの作品を買ってくれてありがとうって気持ちがどストレートに伝わりました。 ずっとつくしてあげるの! 設定だけでどんな作品か分かりますが、ムービー内でも徹底的に尽くす宣言をしまくってます。デモとして分かりやすいですが、実は使い回しの多いムービーだったりもします 古色迷宮輪舞曲 最初のフローチャートの演出が面白いですね。フローの何かがカギとなっているのが一目で分かる上、演出としてもちゃんと凝っています。 炎の孕ませおっぱい乳同級生 おっぱいおっぱい。曲も映像も徹底しておっぱい尽くし。ネタとしてそりゃあ気になっちゃいますよ。買うかどうかは別として、注目してしまうという意味では良いデモです。 2012年は、「これデモになってるの?」というツッコミを入れた作品が結構多かった覚えがありますが、その分デモとして効果的な作品が際立ったようにも思います。意図が理解できた瞬間の心地良さはそのまま購入意欲にもつながりますので、もっと私の財布にダメージを与えて欲しいところです。 | |||
ドタバタ楽しいで賞 | おたマ! -おたく仲間はちっこいマニア- | ||
ユニゾンシフト・アクセント | - | デモムービー | 2012-10-26 |
トップ5の一つです。コミケ、アキバオタクをテーマにしたハイテンポのネタ表現が非常に楽しい。特撮のように印象的なネタもあり、最後に一旦テンポを落ち着けて温かな仲間との団欒をかもし出すのも憎らしい演出。最初から最後まで一切手を抜かずにネタで押し切ったところが気に入ってます。勢い重視の作品って、落ち着かせるわけではなく単にネタ切れぽくペースダウンする作品があったりもするんですよね。 2012年でドタバタ重視のムービーで他にも気に入ったのは・・・ 処女と魔王とタクティクス -魔王争奪戦!- は最初のハイスピード説明の部分で一気に引き込まれましたね。そこから先もストーリーに沿って楽しげなお祭り騒ぎになってて、話の分かりやすさ、ドタバタ楽しさ、ネタ的な面白さが上手く共存している作品でした。 あと、俺が主人公 -ナカに入って俺がダす!-も結構面白かったですね。多少間延びするところもあり、少し大人しくも感じましたが、古き良き電波ソングとそれに合わせたネタ演出が楽しいです。 ドタバタ元気に動き回るムービーって2012年はそんなに印象に残っていません。その中でも上に挙げた3つは結構印象に残りましたね。もっともネタ的な演出が無くてもドタバタ感が強い作品はたくさんありますので、ドタバタって定義も難しくはあるのですが。ハイテンポな曲にあわせて画面がサクサク切り替わるのに一切見難くなることが無いという意味でも上の3つは好きな作品です。 | |||
いけない気分になるで賞 | ないしょのないしょ! | ||
Iris | KIZAWA Studio | デモムービー | 2012-11-30 |
はじめてのおるすばんを思い出すくらいの低年齢(18歳以上)ですが、背徳感が半端無いですね。単に小さな女の子と戯れるだけのほのぼのとしたお話、だとしたら案外ちゃんと見れ・・・ないという不思議。性的表現はほとんど無いんですけどね。その分唯一あやしい「彼氏彼女の・・・」の部分とか犯罪的ですよ、ホント。 同様に低年齢の意味でいけない気分になる作品としてはインモラル・リトルがありますね。こちらは背徳的に加えて妙な妖艶さを感じました。どちらも作品も徹底的に背徳感を突き詰めているという点ですばらしいムービーです。 この2作品のために作ったような賞です。2012年で初見インパクトが強烈だった2作品でもあります。ないしょの方は不思議と何度も見なおしてしまう魅力があって何かに洗脳されているかのような気分に。。。社会的に良いかどうかは別として、こういう尖った作品もたまには欲しいです。 | |||
好きな演出があるで賞 | 桜ノーリプライ | ||
onomatope* | - | OPムービー | 2012-04-27 |
好きな演出、なんて括りだとそれはもう大量にありますので、ここは桜ノーリプライの紹介だけにしておきます。 他のムービーと違ってこのムービーを別枠で取り上げたのは、他のムービー以上に特定の演出がとてつもなく大好きだからです。一つはキャラ+お弁当のシーンですね。お弁当一つでキャラの特徴と可愛さを一瞬で描ききるなんてすごい発想。そして手のひらのすきの文字や、手をつないでいるときの表情の変化なんてもう何度ニヤニヤして眺めたことか。桜の花びらがぶわぁって画面に大量に舞ってるのに見やすいというのも地味にすごいと思いますし、風変わりで楽しい演出がてんこもりの作品です。ただ、それ以外のところが少しいまいちだったので最上位には入れていません。 2012年、みなさんが心から気に入る演出はあったでしょうか。 | |||
えっちぃのもがんばりま賞 | TRIPLE×SADISTIC -ドSなオレと令嬢たちの14日間- | ||
ブラックルナ | KIZAWA Studio | デモムービー | 2012-11-30 |
ムービー自体は結構シンプルなのですが、股間を使ったネタなど時折「これはひどい(ほめ言葉)」と思えるネタが散在していてあなどれません。イベント絵の切り替えのところも攻守を交互に表示しているだけなのに、ドSバトルっぽさが分かりやすく表現されていますし、何気に良作だと思います。 2012年はえっちぃ作品が結構ありますが、他に選ぶとしたらおしえて☆エッチなレシピやピンポンぱんつ!あたりですね。 エッチなレシピの方はイベント絵がすべてエッチな絵ですが、実はそれ以外の所が好きだったりします。冒頭でつま先を地面にトンと着くところなんか可愛いじゃないですか。 ピンポンぱんつ!の方はタイトルの勝利でしてムービーとしては結構普通ですが、最後の意気地なしのあたりからの一連の流れが好きなのでピックアップしてみました。 エロメインの作品って、結構多種多様な作品が多いんですよね。ベストに挙げたらぶらぼだって路線はシナリオ重視じゃなくてえっちぃ作品ですが、ムービーのレベルは明らかに他の作品と一線を画しています。ネタ方面でも頑張れますし、色々と演出しがいのあるジャンルですので、スライドショーで満足せず積極的に工夫して欲しいものです。 | |||
アニメーションも案外良いで賞 | 終わる世界とバースデイ | ||
コットンソフト | 神月社、ニャー&ヒヒン | OPムービー | 2012-07-27 |
静止画とアニメーションと実写をごちゃ混ぜにし、さらに白黒背景を多めにすることで、終末の不安感と崩壊へ向かって世界がばらばらになる雰囲気を見事に出していますね。決してアニメーションが綺麗に融合しているわけではないのですが、融合していない感じが世界の不安定さを表現しているようで面白いです。 2012年はアニメーションを使ったムービーは結構多かったですね。フルアニメーションの作品も数個あったかな。個人的にはまだまだ静止画との違いによる違和感が強いですが、この大空に、翼をひろげて(OP)なんかは融合させようと努力していて結構好きです。アニメーションを使って表現したい理由もなんとなく理解できますし、非常に好感が持てました。 エロゲムービーで使用するアニメーションについて私は特に存在意義を感じていませんが、最近は単にアニメーションを使うのではなく、使いたい理由がちゃんとあって使っているように感じ始めています。そろそろアニメーションと静止画が融合したとんでもない作品が出てくるのではと密かに期待しております。 | |||
内容が分かりやすいで賞 | むりやり!? オトメDAYS | ||
娘。 | - | OPムービー | 2012-04-27 |
開始10秒で内容が分かる上にその10秒間がコミカルで楽しい!しかもその後の展開も女装で色々といじられる雰囲気がしっかりと伝わりました。伝わる伝わらない抜きにしても見ててコミカルで楽しいムービーですのでオススメです。 2012年は分かりやすいムービーが結構ありました。が、その手のムービーは他の賞で紹介してたりするんですよね。紹介してない中では、それゆけ!ぶるにゃんマンHARDCORE!!!なんかが良いですね。シューティングゲームということで実際のゲーム画面を紹介しているド直球なのですが、この手のゲームで分かりにくい舞台背景や設定を丁寧に可愛く紹介しているのがポイントです。 あと、水の都の洋菓子店なんかも開始15秒くらいで内容が分かりますね。ムービー全体を通しては好きな演出があるもの、少し物足りないので上位評価にはなっていません。 内容の分かりやすさは特にデモムービーで必要とされますが、上に挙げた作品はずば抜けていると思います。ちょっとした表現で瞬時に作品を理解することって出来るんだなぁということを学べました。さらにオトメDAYSみたいに楽しげにやってくれるとさらに嬉しいです。 | |||
温かい気分になれたで賞 | 屋上の百合霊さん | ||
ライアーソフト | - | デモムービー | 2012-03-30 |
何度繰り返し見直したことか。キャラクターの関係性がみててすごいほのぼのとしててほっとするんですよ。全員集合絵とかも好きですし、温かい曲にあわせてゆったりと絵が切り替わるのとか心地良いじゃないですか。 2012年はあまりほっとする好きなムービーは無かったかなぁ。ものべのとかは温かい雰囲気なんですが、温かさが好きというよりも絵の綺麗さを損なわないような丁寧さが好きなムービーでしたね。あと、少し毛色が違いますが、しあわせ家族部なんかはムービーとして特に面白いわけではないですが、文字をゆっくりじっくりと見せて人と人との絆の温かさを伝えようとしているように感じて好きですね。 基本的にエロゲムービーはテンションの高い作品が多いですが、温かくまったりするような良作があると、幸せな気分になれます。シンプルなムービーはあまり評価されにくいのかも知れませんが、たまには見たいです。 | |||
陵辱モノももっとがんばりま賞 | 時をかける処女 | ||
わるきゅ~れ | KIZAWA Studio | デモムービー | 2012-07-27 |
繰り返し繰り返し陵辱される残酷さをタイムリープの演出と文字による説明を使って上手く表現してますね。繰り返し陵辱されるたびにプレイがハードになったり主人公が壊れる表情になったりと、時系列に沿っているため徐々に狂気が増してゆく様が感じ取れます。ムービーに声はいらないと思っていたのですが、この作品に関しては声が絶望感を増長させていて良い仕事しています。陵辱系では2012年ベストムービーだと思います。 他の陵辱系では、独り占め、WEDDING BLUEあたりでしょうか。独り占めは無難なつくりですが、WEDDING BLUEの方は(陵辱というよりもNTR系ですが)結婚に対する不安感により背徳的な道へ手を出してしまう雰囲気が良く出ていると思います。 2012年は陵辱系やNTR系などのダークな作品で面白い作品が少なめだったような気がします。単にイベント絵のスライドショーになりがちですし、視聴者はどんなシチュがあるのかを期待してムービーを見ているのかも知れませんが、その期待を満たした上で購入意欲をそそる面白いムービーを量産して欲しいものです。 |